
新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
4月下旬、ゴールデンウィークを前にしたこの時期、会社周りの風景がぐっと変わります。雪解け後の田んぼに入って、除雪で転がり込んだ石を拾い集めるのがこの時期の恒例。また、ツバメが戻ってきて、社屋の一角にせっせと巣を作ります。そして、夜になると田んぼから、カエルたちの鳴き声がにぎやかに響いてくるようになります。そんな日常の風景に季節のリズムを感じる今日この頃です
石拾いは「準備と整備」。どんなに技術や機械が進んでも、手作業での丁寧な下準備があってこそ、田植えという本番がスムーズに進む。これは経営も同じで、目に見えにくい「地ならし」が結果を大きく左右します。
ツバメは「帰ってくる信頼の象徴」。同じ場所に巣を作るのは、そこに安心があるから。企業も、お客様や社員にとって「戻りたくなる場所」であることが大切です。
そしてカエルの合唱は、「生命の息吹」。静かだった田んぼが、一斉に活気づく瞬間。個々の声が響き合い、やがて大きな流れとなっていく姿に、変化に向かって前進する経営のあり方が重なります。
自然のリズムに耳を澄ませながら、経営にもやさしく確かなリズムを取り戻していきたいものです。

