
新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
今回は4月2日の日めくりカレンダーの言葉を紹介します。
「入社式での社長の言葉です。『何回ミスをしてもいいが、同じミスは絶対にしないという気持ちで仕事をしなさい』というお話が、新卒の私にはとても印象に残りました。この言葉を常に意識して同じミスを繰り返さないようにし、結果も信頼も得られるように努めています。」東京都匿名 管理栄養士
中小企業にとって、失敗の数よりも“学びの質”が重要です。同じミスを繰り返さないという姿勢こそが、組織の成長を支えます。失敗から学べる職場づくりのために、振り返りと改善を促す文化を育てたいものです。
そのための環境整備のポイントを3つ挙げてみました。
①「ミスを隠さない」安心感をつくる
叱責よりも“気づき”を促す姿勢が大切です。ミスを報告した人を責めるのではなく、「気づいてくれてありがとう」「一緒に改善しよう」と声をかけることで、安心して学べる土台ができます。
②「振り返りの場」を日常に取り入れる
朝礼や終礼、定例会議などで5分でも「最近の気づき」「うまくいかなかったこと」を共有する時間を設けましょう。振り返りが習慣化されると、失敗を次に活かす力が自然と身につきます。
③「失敗の再発防止策」をチームで考える
個人任せにせず、チームで原因を探り、チェックリストやマニュアルの見直しなど、再発防止策を一緒に作ることで、組織全体の改善力が高まります。責任よりも改善を重視する文化づくりがカギです。