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お客様の心に届くサービスと効率性のバランス

新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。

 

最近、YouTubeで「365日24時間休みなしで働く仕事の面接とは?」という動画を観ました。最終的に、その仕事とは「母親」であることが明かされて和やかに終わるのですが、考えさせられる内容でした。そのことをきっかけに、お客様の心に届くサービスと効率性のバランスについて考えてみました。

 

 お客様の心に届くサービスと効率性のバランス

1) 母親の仕事から学ぶ教訓

  母親の仕事の例は、献身的なサービスの究極の形を示しています。常に相手を気にかけ、必要に応じて対

 応し、見返りを求めずに尽くす姿勢です。ビジネスにも必要なのは、この「気にかける心」です。しかし、

 ビジネスでは持続可能性も重要です。

 

2)選択と集中の原則を取り入れる

    完全な献身を全てのお客様に提供することは不可能です。特に大切にしたいお客様層や、自社が強みを発

 揮できる領域を明確にしましょう。

 

3)「非効率」に見える時間の価値を認識する

    一見すると効率が悪く見える時間—お客様との何気ない会話、ニーズを深く理解するための質問、アフタ

 ーフォローなど—が、実は長期的な顧客関係構築において非常に価値があります。

 

4)効率化すべき業務と「あえて効率化しない」業務を区別する

    バックオフィス業務や定型作業は積極的に効率化し、その分の時間とエネルギーをお客様との関係構築や

 価値提供に充てましょう。

 

5)共感と理解を組織文化にする

    母親が家族の細かな好みや変化に気づくように、従業員全員がお客様の細かなニーズや変化に気づける組

 織文化を育てましょう。

 

6)持続可能なビジネスモデルを設計する

    母親のように完全無給・休みなしでは事業継続できません。適正な価格設定と利益確保で、良質なサービ

 スを継続的に提供できる基盤を作りましょう。

 

7)「気にかける」姿勢を可視化する

    「当たり前」と思って行っているサービスや気配りを、お客様に伝わる形で表現しましょう。それが差別

 化につながります。

 

8)従業員へのケアを忘れない

    最高のサービスを提供するには、従業員が心身ともに健康で、モチベーション高く働ける環境が必要で

 す。母親の仕事のように「無限の献身」を求めれば、燃え尽き症候群を招きます。

 

 効率性と顧客満足のバランスは、常に調整が必要な永遠の課題です。しかし、「無関心」だけは避け、本当に「気にかけている」ことがお客様に伝わるサービスが、長期的な成功につながります。