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小千谷のひなまつりと浮世絵の文化

新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。

 

わたしの生まれ故郷である小千谷市のひなまつりは、独自の文化として「絵紙」と呼ばれる浮世絵を部屋中に飾る風習が特徴です。市内には6,000枚以上の絵紙が確認されており、これは市指定の民俗文化財として認定されています。

 

この文化を再現したイベント「絵紙と小千谷のひいな祭り」が、3月9日まで市内の26か所で開催され、各会場では絵紙やひな人形の展示、講演会、和楽器演奏などの催しが行われました。

 

江戸時代から明治時代にかけて作られた浮世絵が、小千谷のひな祭りに飾られるようになったのは、江戸と越後を行き来していた商人たちが、江戸の最新の流行を描いた浮世絵をお土産として持ち帰って地域の人々に配ったことが理由に挙げられます。

 

 時代の変化とともにこの文化は衰退し、特に高度成長期以降はひな祭りの日が3月3日に変更され、絵紙を飾る家も減少し、さらに2004年の中越地震では多くの絵紙が失われる危機に直面しましたが、地域の人々の努力によって復興イベントが開催され、絵紙の保存と継承活動が続けられているというわけです。