· 

人を雇う際に着目すべき3つの重要な資質

新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。

 

 

今回も、ウォーレン・バフェットの生声(文響社 ディヴィッド・アンドリューズ編 石田文子訳)から彼の言葉を紹介します。

 

「オマハにピート・キーウィットという経営者がいて、彼はつねづね、人を雇う時は3つの資質に注目すると言っていました。3つの資質とは、誠実さ、知性、エネルギーです。しかし、もし誠実さがなければ、知性やエネルギーがあっても意味がないとも言っていました。なぜなら、誠実でない人物には愚かで怠け者であってほしいからです。誠実でない人物が、頭が切れてエネルギッシュだったら危険です。」フロリダ大学での講演 1998年10月15日

 

人を雇う際に着目すべき3つの重要な資質

1) 誠実さの重要性

 誠実さは、雇用において最も重要な資質の一つです。誠実でない人物は、信頼を損なう行動をとる可能性が高く、組織全体に悪影響を及ぼすことがあります。誠実さがなければ、知性やエネルギーがあっても、その能力を正しく活用することができません。誠実さは、他の資質を支える基盤となるのです。

 

2) 知性の役割

 知性は、問題解決能力や創造性をもたらします。知識やスキルを持つことは重要ですが、誠実さがなければ、その知性は悪用される可能性があります。例えば、誠実でない知的な人物は、他人を欺くためにその知識を利用するかもしれません。したがって、知性は誠実さと組み合わせて初めて価値を持つのです。

 

3)エネルギーの影響

 エネルギーは、仕事に対する情熱や積極性を示します。エネルギッシュな人物は、周囲に良い影響を与え、チームの士気を高めることができます。しかし、誠実さが欠けている場合、エネルギーは逆効果になることがあります。例えば、誠実でないエネルギッシュな人物は、周囲を巻き込んで混乱を引き起こす可能性があります。

 

 別の個所で、バフェット自身も、成功するかどうかの90パーセントは性格で決まる、と述べています。