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単なる遊び以上の「いないいないばあ」

新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。

 

 

「いないいないばあ」は、松谷みよ子さんが文を書き、瀬川康男さんが絵を描いた絵本で、1967年に初版されて以来大人気のロングセラー絵本です。実際、我が家でも大活躍でした。

 

「いないいないばあ」は、単なる遊び以上のものだとわたしは思います。それは、あかちゃんの認知機能や社会的スキルの発達において重要であるばかりでなく、大人になってからの仕事における生産性にもつながるものだからです。

 

「いないいないばあ」を楽しむことができるということは、①物の永続性の理解②予測と期待③社会的なつながり④自己認識と他者認識などいくつかの心理学的発達課題をクリアしていることを意味します。そして、それらは大人になってからの生産性にも影響を与える可能性が高いと考えられます。

 

例えば、幼少期に物の永続性を理解することで、目標達成に向けた持続的な努力ができるようになります。予測と期待は、仕事の進行を見通し効率的にタスクに取り組むことを可能にします。自己認識と他者認識は、チームワークやコミュニケーション能力の向上につながります。

 

心理学的には、幼少期の遊びや学びが成人後の認知機能や行動に大きな影響を与えることが知られており、「いないいないばあ」を通じて育まれた認知機能は、成人後の問題解決能力やストレス管理能力にもつながります。

 

ちなみに、他の国でも同様の遊びが存在し、英語では「Peek-a-boo(ピーカブー)」、フランス語では「Cache-cache cou-cou(カシュカシュ クークー)」、ドイツ語では「Gugus dada(グーグス ダーダ)」などと呼ばれます。

 

「いないいないばあ」は、まさに万国共通ですね。