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イワシの群れに学ぶ組織づくり①

新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。

 

おびただしい数のイワシが群れを成して行動しますが、驚くことにイワシの群れには特定のリーダーは存在せず、側線という器官を使って周囲の水流や圧力を感じ取り、それぞれが独立して動くことで群れ全体の動きを調整しているんだそうです。

 

 

 とはいえ、実際にイワシの群れをみると、そんな説明が吹っ飛んでしまうくらい、統制の取れた美しい動きに感動してしまいますよね。

 

 わたしたちは、イワシの群れから、今日の組織づくりについて学ぶことができます。

1. 分散型リーダーシップ

  イワシの群れは特定のリーダーがいなくても機能します。経営者も分散型リーダーシップを導入し、各チームが自主的にリーダーシップを発揮できる環境を作ることが重要です。

 

2. 協力と信頼

 イワシは互いに信頼し合い、協力して動きます。経営者も社員間の信頼関係を築き、協力し合う文化を育むことで、組織の強化を図ることができます。

 

3. 迅速な意思決定

 イワシは瞬時に方向を変えることができます。経営者も迅速な意思決定を行い、変化に対応することで、組織の競争力を維持することができます。

 

 イワシ(鰯)という漢字は、「魚偏」に「弱い」と書きますが、知恵をもって大きな魚たちと渡り合って厳しい自然界を生き抜いています。わたしたち中小企業も、メンバーの自律性と協力を重視することで、組織全体の柔軟性と強さを引き出し、不透明な時代を生き抜いていくことができるのではないでしょうか?