· 

5月の企業倒産件数が11年ぶりに1,000件超

新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。

 

6月5日付の信用情報によれば、5月の企業倒産件数が11年ぶりに1,000件を超え、2024年1-5月累計は4,111件(前年同期比25.6%増)で、2013年(1万855件)以来、11年ぶりに年間1万件を超える状況で推移しているとのことです。その要因として、コロナ関連支援が終了するタイミングで、円安、物価高、人手不足が経営にのしかかっていることが指摘されています。

 

わたし自身も含めて、中小企業の経営者には、このような状況下での指針が必要です。

 

1)財務状況の把握と分析:財務内容を見直し、資金繰りの改善やコスト削減の可能性を探り、短期・中期の資

            金計画を立てます。

2)事業活動の効率化:デジタル技術の活用により、経営効率を向上させます。また、事業活動に有用な知識や

          技能を持つ人材の育成に注力します。

3)市場ニーズの把握:商品やサービスの需要動向を分析し、市場の変化に迅速に対応できるようにします。

4)経営資源の最適化:人材、資金、物資などの経営資源を効果的に利用し、事業活動を支えます。

5)リスクマネジメントの強化:外部環境の変化に対するリスクを評価し、対策を講じます。

6)経営計画の見直し:経営計画を定期的に見直し、現状に合わせた戦略を策定します。

7)政府支援の活用:政府や地方自治体が提供する支援策を積極的に活用します

 

これらの指針は、中小企業庁が提供する「事業分野別指針及び基本方針」に基づいており、経営力向上計画の策定に役立つ内容が含まれています。

 

経営環境が厳しい時こそ、経営の基本に立ち返り、持続可能な成長を目指すことが重要です。私自身も模索中ですが、弁護士・税理士・社労士・中小企業診断士など専門家との相談も含めて、自社に合ったより具体的な対策を講じていくつもりです。