新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
わたしが山田修整に入社してまず驚いたことは、計画性がないということです。その日の予定を聞いたわたしに、当時の上司はこう言いました・・・
「きてみんばわからん(商品が入荷してみないとわからない)」
「見てみんばわからん(実際に商品を手に取ってみないとわからない)」
「やってみんばわからん(直るかどうかテストしてみないとわからない)」
当時は、この返答の奥深さが分かっていませんでしたが、修整の本質を表す非常に含蓄のある言葉だと今は思います。
「わからない」ということを認めたうえで目の前の現実に集中するあり方が修整現場にはあります。
大リーグ大谷翔平選手の通訳による違法賭博問題では、多くの憶測が飛び交いました。「憶測」とは、「具体的な根拠がない状況で、自分の思い込みや直感に基づいて判断を下すこと」です。
「わからない」ことは「わからない」ままにしておける「こころのゆとり」が欲しいものですね。