新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
交通マナーに関して、新潟県は不名誉なワースト記録があります。
ひとつは信号機のない横断歩道で車が歩行者のために一時停止する割合。もうひとつは、自転車のヘルメット着用率。いずれもワースト1位です。
信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている時に一時停止した車の割合については、全国平均の39.8%に対して新潟県は23.2%。
また、自転車のヘルメット着用率については、全国平均の13・5%に対して新潟県はわずか2・4%です。
これらについてどう対処するのか行政の対策以前に私を含めた新潟県民一人一人の意識が問われるでしょう。
意識が問われると言えば、11月6日付の信用情報に、「2023年10月度全国繊維業者整理倒産件数」が掲載されていました。発生件数33件、負債額85億9000万円ともに高水準で、コロナ禍前の様相、という見出し。原因別では「業績ジリ貧」が32件、比率97%と断トツのトップです。
経営者の心構えとして、異業種の先輩経営者から次のようなアドバイスを受けたことがあります。
「廃業することができる備えを常にしておきなさい。そのうえで、自分の描くビジョンに対しても精一杯チャレンジしなさい。」
今後、ますます厳しい状況が予想されますが、経営者が先行き不安で暗い顔をしていたらうまくいくものもいきません。「最悪」を想定して「最善」の備えをして、ポジティブな姿勢で取り組むことを心掛けたいと思います。