新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
経営者は「孤独」と言われます。と同時に、一定の権限を持つことによる、「誘惑」にもさらされることになります。世界のベストセラーである「聖書」には、イエス・キリストが荒野でサタンからの試みに合う場面が描かれています。
サタンからの3つの誘惑は、人間の持つ普遍的な欲望に訴えるものと言えます。具体的には、以下のような欲望です。
1)物質的な欲望
サタンはイエスに、石をパンに変えることを求めました。これは、空腹という人間の基本的な欲求に訴え
るものです。
2)安全・保障の欲望
サタンはイエスに、神の守護を確かめるために宮の頂上から飛び降りることを求めました。これは、危険
や不安から逃れるために、神に頼ることを示唆するものです。
3)権力・名声の欲望
サタンはイエスに、世界の国々を支配するためにサタンを拝むことを求めました。これは、人間が持つ栄
光や支配欲に訴えるものです。
このように、サタンからの3つの誘惑は、人間が持つ普遍的な欲望に訴えるものでしたが、イエスはすべての誘惑を拒否し、旧約聖書から引用してサタンに反論しました。この場面から、現代の経営者が「誘惑」から身を守るためのヒントとして、次の3点を挙げたいと思います。
1)信念を持つこと
自分のビジョンやミッションに対する信念を持ち、様々な誘惑や困難に屈しないことが大切です。
2)節度を守ること
自分や他人の欲望に流されず、節度を守り、倫理的な判断をすることが重要です。
3)謙虚さを保つこと
自分の地位や名声に執着せず、謙虚さを保ち、社会や人々に貢献することを目指すべきです。
一言で表現するなら「御縁を大切にして自分が生かされてある存在であることを忘れないこと」と言えるでしょう。