新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
今更言うまでもなく、藤井聡太8冠は将棋界で史上初めて8つのタイトルを同時に制覇した天才棋士です。AI解析によると、彼は他のトップ棋士に比べても圧倒的にミスが少ないそうです。もちろん、彼も人間なのでアップダウンがないわけではありませんが、アップダウンの差が致命傷となる確率が格段に小さいハイパフォーマーと言えるのでしょう。
そんな藤井聡太8冠から学ぶことのできる、経営における上下動を少なくするポイントを整理してみます。
1)凡事徹底(基本を徹底する)
彼は、将棋の基本である「王手」「詰み」「駒得」などを徹底的に練習し、ミスを減らし
ています。そして、常に正確で堅実な将棋を指しています。
われわれ経営者も、自社の事業の基本である「顧客満足」「品質管理」「コスト削減」な
どを徹底的に実践し、業績の低下を防ぐことが重要です。
2)柔軟に対応すること
彼は、相手の戦法や局面に応じて柔軟に対応しています。自分にスタイルに固執せず、
状況に応じて最適な手を選択しています。
われわれ経営者も、市場や顧客のニーズや動向に応じて柔軟に対応することが重要です。
自社の強みや弱みを把握し、競争力や革新力を高めるために、新しいサービスや商品を開発
したり、販売チャンネルや価格設定を変更したりすることも必要になるでしょう。
3)バランスを保つ
彼は、攻めと守りのバランスを保っています。攻め過ぎず守り過ぎず、自分の玉と相手の
玉の安全度を常に見極めています。
われわれ経営者も、収益とリスクのバランスを保つことが重要です。収益を追求すればリ
スクも増えますし、リスクを回避すれば収益も減るので、自社の目標やリソースにマッチし
た対策を講じていくことが必要になるでしょう。
藤井聡太8冠のような偉業も、地道な日々の積み重ねから成り立っています。そのことを励みにして、事業の安定性・持続性の向上に日々努めていきたいと思います。