新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
ジャニーズ事務所の性的被害問題とビッグモーターの不正問題は、ともにカリスマ性のあるリーダーが組織を牛耳り、権力を濫用して社会的なルールや倫理を無視した行為を繰り返したという点で共通しています。
このような事態を他人事とせず、自社の健全な経営に活かすとしたら、組織づくりにおいて以下の点に留意する必要があると考えます。
1)組織の目的や方針を明確にし、従業員に共有する。組織文化を構築し、倫理規範や行動規範を定める。
2)組織の構造や人事制度を適切に設計し、役割分担や責任範囲を明確化する。評価や報酬は公正かつ透明に
行う。
3)従業員のモチベーションやエンゲージメントを高めるために、コミュニケーションやフィードバックを積
極的に行う。教育や研修などでスキルアップを支援する。
4)組織内外からの意見や情報に耳を傾ける。問題が発生した場合は早期に対処し、原因究明と再発防止策を
講じる。
「言うは易し、行うは難し」ですが、根本的には「No!と言える関係性が重要」だと感じました。
ジャニーズ事務所やビッグモーターの問題は決して特殊事例ではありません。次回、「支配と依存」という観点から、フォロワーの留意点についても考察したいと思います。