新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
今回は、シャトレーゼブランドの形成について、経営者目線で考えてみましょう。
シャトレーゼは、1954年に山梨県で創業した菓子メーカーです。「シャトレーゼ」という社名は、フランス語で「ぶどうの城」を意味する造語で、山梨県のぶどう畑に囲まれた本社工場からインスピレーションを得たもの。
「シャトレーゼブランド」のベースは、次のキャッチコピーに表現されています。
「自然のおいしさと。 人の想うおいしさと。」
1)自然のおいしさと
シャトレーゼは、自社農場や契約農家から仕入れた新鮮な素材を使って製品を作っており、添加物や保存料を極力使わず、自然の味や風味を大切にしています。また、食物アレルギーや糖尿病などに配慮した製品も開発しています。
2)人の想うおいしさ
シャトレーゼは、お客様のニーズや要望に応えることをモットーにしています。そのモットーを有言実行しており、お客様からのフィードバックを受けて製品やサービスを改善したり、体験ツアーなどのイベントを企画したりしているのもその一環です。また、テレビ・SNS・出版などの多彩なメディアを活用して、ブランドストーリーを伝えたり、口コミ効果を狙ったりもしています。
3)世界への挑戦
シャトレーゼは、日本国内だけでなく、海外にも積極的に進出しており、現在はアジアやヨーロッパなど10か国以上に店舗を展開しています。さらに、日本のスイーツ文化を広めるだけではなく、各国の文化や嗜好に合わせた製品も開発にもチャレンジしています。
以上のように、シャトレーゼは、「自然のおいしさと・人の想うおいしさと・世界への挑戦」という視点、つまり、「素材・お客様・グローバル」という3つの視点からブランドを形成しています。
経営者は、自社のブランドが何を目指しているか、どういう価値を提供しているかを明確にし、それを徹底的に実践することが大切だということを学ぶことができます。「おいしさ」を徹底的に追及する姿勢が、「社員の誇り」「お客様の笑顔」「環境保護」につながっていくように、自社のこだわりがよい循環を生み出せるような取り組みをひとつひとつ積み重ねていきたいと思わされました。