新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
今日は、経営者にとっては「理屈を超えた感覚」も大切ですね、という話をします。
最近、以前と同じことをしているのに、なんだかやりやすく感じたり、周囲の反応が好意的に変化したように感じる瞬間が増えてきました。もちろん抵抗がなくなるわけではないのですが、それも含めて前進する勇気と行動力が増している感覚があります。わたしは、その感覚を勝手に「ブレークスルーの予感」と名付けています。
ビジネスにおけるブレークスルーとは、困難や障害を突破して、現状を大きく変えることです。ブレークスルーはイノベーションの一種と考えられますが、イノベーションが社会に変革をもたらすことを指すのに対し、ブレークスルーは障害や困難を打ち破ることに重点が置かれます。
ブレークスルーには次の4つのタイプがあります。
1)既存の技術を改良・改善すること
2)既存の技術や研究を突き詰めることで、革新的な突破口を見出すこと
3)既存の商品・サービスの価値を再検討し、新しい価値を見出すこと
4)技術や研究を掘り下げながら、新たな価値創造も行うこと(2・3の組み合わせ)
われわれ中小企業の経営者の多くは、頭で考える理想とは裏腹に、限られたリソースに頭を悩ませながら孤軍奮闘する度合いが高い一方で、内に秘めた情熱も熱いものがあります。
パフォーマンス=何を?✕どんな気持ちで?
目に見える成果としてのブレークスルーが訪れる前に、目に見えない気持ちが「ブレークスルー」を受け入れ、予感・実感している状態が必要です。
経営者が「ブレークスルーの予感」に満ちていることは、職場のやる気元気に直結しますし、自社の成長や社会全体の発展につながるものとわたしは思います。