新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」＝納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
わたしはパイプオルガンやチェンバロやヴィオラ・ダ・ガンバなどの古楽器の音色が好きなのですが、現在放映中のＮＨＫの連続テレビ小説「らんまん」のＢＧＭでもチェンバロが使用されており、とても印象深いです（第１２週マルバマンネングサ）。
チェンバロは、弦を爪で弾いて音を出す鍵盤楽器で、ルネサンス音楽やバロック音楽で広く使用されましたが、18世紀後半からピアノの発達とともに衰退しました。しかし、20世紀に入ると古楽の歴史的演奏様式に基づく復興運動が起こり、チェンバロは再び注目されるようになっています。
アパレル業界でも、過去に流行したファッションやブランドが再び人気になるリバイバル現象があり、ファッショントレンドはおおよそ20年周期で繰り返されると言われています。現在は1990年代のファッションがリバイバルブームを起こしています。
例えば、以下のようなトレンドがあります。
ブランドロゴが大きくプリントされたTシャツやパーカー
ローライズデニムやフレアパンツなどのボトムス
Y2Kファッションと呼ばれるポップでキュートなスタイル
これらのトレンドは、インターネットやSNSの影響で世界的に広まっており、Z世代（1990年代半ば～2000年代終わりに生まれた世代）を中心に支持されています。 また、親から譲り受けた古着やブランド品を着用する「おさがり」文化も注目されています。
アパレル業界は常に変化し続ける分野ですが、過去のファッションに学びながら、現代風にアレンジすることで新しい価値を生み出すことができます。 リバイバルブームは、アパレル業界における創造性や革新性の源泉と言えるでしょう。
