新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
今日からお盆休みという方も多いせいか、今朝のニュースは帰省ラッシュの新幹線混雑や渋滞情報が流れていました。事故・ケガ・熱中症など、健康を害することがありませんように・・・ところで、そもそも健康な状態ってなんでしょうね?
健康とは何かという問いには、時代や文化によってさまざまな考え方があります。古代ギリシアでは、「健康は人間の理性と感情の調和である」と考えられていました。また、中世ヨーロッパでは、「健康は神の恵みや罪の有無に関係する」と考えられていました。近代では、健康は科学的な知識や医療技術に基づいて測定・管理されるものになりました。
WHO(世界保健機関)の健康の定義には次のような変遷があります。
1947年に採択されたWHO憲章前文の定義は、今でも世界中でひろく使われています。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」
しかし、この定義も不変ではなく、「spiritual(霊的)とdynamic(動的)」を加えた新しい健康の定義が検討され、最終的にはWHO総会で採択が見送られたりしたこともありました。WHOの健康の定義自体は、ここ20年で大きく変わってはいませんが、健康に関する概念や活動は多様化しています。
WHO憲章の健康の定義を不変のものとして捉えるのではなく、時代や環境に即して変化する中で「健康とは何か?」を問い続けていく姿勢が求められています。
自社の「健康」も同様に、個人の生活や社会の発展にとって重要な要素であり、多様な視点から問い続けることが重要なのだと思います。