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有限の中に生きる意味

新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。

 

8月2日、長岡花火を信濃川河川敷のマス席で観てきました。初めてではないのですが、毎回明日を生きる勇気と希望を与えられます。

 

クライマックスの一つがフェニックス。そこに込められた意味は、新潟県中越大震災の被災地を元気付けるために、世界一の誇れるような壮大な花火を打ち上げたいという熱い想い。そして、最大の特徴は、シンガーソングライターの平原綾香さんが歌う『Jupiter』をBGMに、メロディに合わせて打ち上げられる“ミュージック花火”であること。 「何度、被害に遭っても、不死鳥のようによみがえる」というメッセージが込められており、花火の中心に現れる光跡はフェニックスを表現しています。

 

実際には、愛する家族や友人を失う痛み悲しみを経験しているからこそ、有限の中に生きる意味を問い続け、忘れないで生きていこうというメッセージとわたしは受け止めています。 

 

人生も経営も、限られた時間と資源の中で、自分の価値観や目標に向かって挑戦するもの。その過程で得られる喜びや成果は、有限だからこそ得られるものです。今を大切にし、自分の夢や目標に向かって努力し、人とのつながりや愛情を大切にし、生きる意味や価値を問い続けることを、復興祈願花火「フェニックス」を観ながら今年もあらためて心に誓いました。

 

 

2023年8月2日 復興祈願花火フェニックス