新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
7月17日朝のNHKテレビ番組でタレント小堺一機さんがインタビュー「ここから」に出演してるのをたまたま観ました。長い間テレビのお昼の顔として親しまれてきた彼が、長寿番組の司会を務めることができた裏側を語っていて興味深かったです。
しゃべりの達人と思われる小堺さんでも、司会を始めた頃はなかなかうまくいかず、恩師・先輩たちの言葉が転機となったそうです。そこに共通していたのは・・・
「なんでお前は相手がいるのに一人でしゃべってるの?」
小堺さんが語っていたのは、次のような内容です。
「自分なりに一生懸命取り組んでいました。ただ、自分一人の頭の中で台本を作り込んで現場を無視して進めるやり方は空回りするだけ。その場の相手の状態・立ち居振る舞いに合わせて相手の懐に飛び込んでアドリブウェルカムというやり方に変えた結果、視聴率も上がっていきました。それはまた、子どもの頃から年長者に可愛がられるタイプだった自分自身のキャラクターともマッチしていたので、より自分らしく自然体でいくことで結果がついてくるということに気がつきました。」
小堺さんのインタビューを聞きながら、「そう言えば自分は連休明けの月曜日が苦手だな」ということを思い出しました。
現場はcloseですが、自分の頭の中はフル稼働・・・そうしているうちにリアルとバーチャルが乖離して変な感じになります。連休明けの月曜日は、バーチャルが先にあって、リアルが時間の経過とともに追いついてくるみたいな感覚になるので、いつも馴染めなさを感じていました。ゴールデンウィーク・盆休み・年末年始などある程度まとまった休みだと大丈夫なのですが・・・
関連してもうひとつ思い出したのは、わたしの職場での一日のスタートが「現場に立つこと=見回り」だということです。
今までは、目的目標を達成するためのルーティン行動として継続してきましたが、このインタビューを聞いて、頭だけが先回りしているわたしを、地に足がつくよう、現実に引き戻してくれる役割りもあることに気づかされました。「頭の中の準備」は過ぎると逆効果ですね。