新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
前回、社長がまずやるべきことは「旗印」を掲げること、という話をしましたが、では次はどうすればいいのでしょう?
会社づくりのプロセスや各段階にかけるウェイトは置かれた状況で異なりますが、「教育」という要素は外せないでしょう。
経営者の内側にある想いやイメージを形にしたものが「経営理念」や「ビジョンマップ」です。しかし、それを掲げるだけでは組織・チームに浸透せず、絵に描いた餅で終わってしまいます。
ではどうするか?わたしの場合は、自ら伝えることから始めます。初期段階はトップダウンになりますが、伝える媒体を増やして、あの手この手で繰り返し繰り返し伝えていくつもりです。
具体的には、社内報を6月から月1回発行する、業務時間内に自ら講師になって15分研修を定例実施する、動画編集アプリを利用してYAMADAの「価値観教育・理念教育・態度教育・技能教育」を体系化する、採用活動を強化するなどなど・・・
試行錯誤しながら進めていくことになるでしょうが、次の6つをポイントとして考えています。
1)まず自分がワクワクする内容であること
2)伝える内容をまとめるプロセスを社員含む関係者とのコミュニケーションを深める機会にすること
3)全員の賛同を得ようとしないこと
4)主役は現場・社員であること(「権限委譲」をはじめから意識する)
5)やめないこと・手段方法はかわっても継続すること
6)協力関係にある外部機関も含めてチームYAMADAと考え、互いの成長(win-win)に努めること
わたしは「理論家」ではなく、あくまで「実践者」です。答えの見つけ方はひとつではないし、答え自体も一つとは限らないことを肝に銘じていろいろ試していきたいと思います。