こんにちは。新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整の新規事業担当です。
今回は、山田修整の新たなチャレンジについてご報告いたします。
みなさんはじめまして。山田修整新規事業部長の吉田寛生(よしだひろき)と申します。
山田修整有限会社は、繊維の産地だった新潟県長岡市(旧栃尾市)で創業して60年。織物・ニット商品の製造工程に関連するトラブルに対処して商品を生かすことに日々全力を尽くしています。「修整」は、そのままでは納品不可とされる「B品」をなんとか生かそうとする仕事で、衣類にトラブルがあったときに駆けつけることのできる「洋服のお医者さん」「救急病院」の意味から「アパレル界の救急ドクター」と呼ばれています。
そんなわたしたちですが、昨年2022年に新規事業部を立ち上げ「暮らし(衣食住)に係わるB to Cサービスを地元長岡市で新たに展開する」準備を進めてまいりました。
新規事業部を立ち上げた当初は、全く先が見えない暗中模索の状態でしたが、試行錯誤を繰り返す中で少しずつ事業内容も固まり、ようやくこの度2023年に新たな事業にチャレンジすることが決定いたしました!
まちの修整屋さんが長岡市で居場所づくり!?
山田修整有限会社は、新潟県長岡市で「第二の家」をコンセプトにした喫茶ランドリー事業をはじめます。(全体ディレクション:株式会社グランドレベル(代表:田中元子)、設計:石井大吾デザイン室一級建築士事務所のもと)
創業から約60年もの間、地域にひらいた場所をつくりたいと考えて行く中で出会ったのがグランドレベルさんの企画・運営をする「喫茶ランドリー」(東京都墨田区)でした。「どんなひとにも自由なくつろぎ」をモットーとしたこのお店は、ランドリー機器やミシン・アイロンを備えた「まちの家事室」付きの喫茶店で、喫茶だけにとどまらず、日々さまざまな使われ方がされています。
今回、私たちは、築52年の建物をリノベーションしていきながら、まちに暮らすあまねく人々に使われている「喫茶ランドリー」のような場所を目指していきます。
なぜ喫茶ランドリー事業に取り組むのか
「アパレル界の救急ドクター」と呼ばれるわたしたちは、創業から今日に至るまで約60年間、たくさんのご縁に支えられながら修整一筋で全国に事業を展開して参りました。どんなトラブルにも対応できるよう職人技に日々磨きをかけてきたわけですが、主にB to Bでサービスを提供しているため、商品は直せどお客様が喜んでくださる顔を直接見る機会がありません。また、個人のお客様との関係性が薄いため地域とのつながりが生まれにくいという状況にありました。
・もっと間近でお客様と対話したい
・より直接的に地元の方々に還元したい
・修整の魅力をより多くの方に伝えたい
・たくさんの人に愛される魅力的な会社でありたい
そんな想いが強まっていく中で、わたしたちは本事業に取り組むことに決めました。
修整の本質は「居場所づくり」
修整は、そのままでは納品不可とされる「B品」をなんとか生かそうとする仕事です。
そのままでは「ダメ」な商品を活躍できるようにしてあげる。「商品の居場所をつくる仕事」と言い換えることができます。そのような意味でわたしたちは、修整の本質は「居場所づくり」だと考えています。
わたしたちの社会的な使命は、「居場所づくり」という修整の本質に立ち、商品だけではなく、子どもから大人まで一人ひとりの「人」が自然な笑顔でつながる居場所を育むことで暮らしの豊かさをクリエイトすることです。
「居場所づくりを通して、人や商品を生かし、笑顔あふれる生き活きとした未来をつくる」
修整の仕事に携わるわたしたちは、「居場所づくり」「生かす」という言葉を大切にし、生き活きと生活できる社会づくりに貢献していきたいという想いがあります。
本事業はそれを実現するための第一歩であり、いよいよ企業として第1ステージの「Restoration(回復)」から、第2ステージの「Creation(創造)」へのチャレンジがスタートするといったところです。
今後、施設づくりのプロセス等を当ブログでお伝えしていくことができればと考えています。ぜひご期待ください!
以上、新規事業部からのご報告でした。