新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「アパレル衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする立場から考えることを中心に書き留めています。
社風を考える上で、自分自身の価値観だけでなく、その価値観を育んだ「土地柄」について理解することも重要なことです。長岡の精神性を表現する言葉に「長岡魂(ながおかだましい)」とよばれるものがあり、そのひとつが「常在戦場」です。
「常在戦場(じょうざいせんじょう)」とは、「いかなる時も常に緊張感を持ち、真剣に事にあたれ」という越後長岡藩 牧野家に代々伝えられてきた家訓です。
戦場の生活を予測して平素から質素倹約を励行し、ともに心身の鍛錬をして教養を向上させることは、幕末に長岡藩が苦難に陥った際、小林虎三郎の米百俵の故事をうみ、人材の発掘にもつながりました。また、第26・27代連合艦隊司令長官 山本五十六(やまもといそろく)も「常在戦場」という言葉を好んで用いていたことで知られています。
たびたびの戦禍や天災に襲われても不死鳥のようによみがえってきた長岡の人々の魂には、「常在戦場」の精神が根付いているといえるでしょう。