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経営者はなぜ「歴史」が好きなのか?

新潟県長岡市 衣類修整の専門集団 山田修整有限会社
最近ハマっているNHK大河ドラマ

新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする立場から考えることを中心に書き留めています。

 

最近、NHKの大河ドラマにハマっていて、リアルタイムではなく見逃し配信で第1話から見始めています。これがなかなか面白くて日課のようになっているのですが、社長になる前と後で大河ドラマを見る視点が変化し、より身近になったことを実感しています。思い返すと、創業者も先代も「三国志」や「戦国武将」を経営の参考にしていました。

 

経営者はなぜ歴史が好きなのでしょうか?

 

わたしの実感ですが、ひとつには「登場人物に感情移入することによって会社・組織の一生というか「起承転結」を疑似体験することができる」ことが挙げられると思います。わたしは経営者1年生なので、「歴史」を通して「会社=自分」の未来にどういった課題が待ち受けているのかを垣間見ることができます。ベテラン経営者であれば、未来予測だけでなく、「会社=自分」の過去を振り返ったりすることもできるでしょう。

 

もうひとつは、というかこれが一番だと思いますが「経営者のメンタルヘルス」です。社長業は社長にしかわからない、しかも、同じ会社は二つとないので、結局「自社のことは自分にしかわからない」「これが正解などというものがない」孤独な側面があります。そんな経営者にとって、ドラマの起承転結における「光と影」を見ることは、必ずしも思うように事が進まない日々のストレスに対する一種のカタルシス効果をもたらすのだと思います。「自分が最終意思決定しなければならない立場にいること」と「自分がいつも正しいわけではない自覚があること」の間で揺れる経営者のココロにとって、歴史上の人物が迷ったり葛藤したり失敗したりするさまを知ることは、「はたして自分はこれでいいのだろうか?」という不安を軽減することにもつながります。

 

「顔で笑って心で泣いて」という状況下に置かれやすい経営者だからこそ、「歴史」にハマりやすいのかもしれませんね。そんなことを思いながら、今日もこれから大河ドラマの続きを見ます。