新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社3代目社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする立場から考えることを中心に書き留めています。
わたしの社会人スタートから5年ほどは家庭裁判所調査官でした。「家事事件」と「少年事件」に分かれていますが、いずれにしても白黒決着をつけることが最終ゴールではありません。「家事事件」であれば当事者の自主的な合意形成、「少年事件」であれば再出発(本人の更生と取り巻く周囲の環境調整)がゴールなので、主体はあくまで当事者にあります。したがって、家庭裁判所の本質的な役割は、夫婦・親子・家庭と社会・学校・職場環境の橋渡し、いわゆる「つなぎ役」です。こちらも人間なので感情が動きますし、基本的には当事者の意思決定を「応援」する気持ちで取り組んでいました。
わたしが、まったく経験のないアパレル業界に転職して今まで続いてきたのは、「衣類修整」の本質的な役割が「つなぎ役」だったからです。せっかくつくられた「商品」と「そこに携わる人々の想い」が生かされてほしい!と「応援」することに、「やりがい」と「喜び」を感じてきました。
最近、「ソーシャルポジショニング」について書かれた本を読んだ際、山田修整は「応援者」に該当することを確認することができて、自らの実感とも合致しました。
「人・商品が持つ真価(本当の価値)が社会の中で、人と人のつながりを通してますます生かされていく」ことを目指して、現業の「衣料品修整」はもちろん、さらなる事業展開も視野に入れながら「よりよい暮らしの応援者」として成長していくことを目指します。