新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社3代目社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする立場から考えることを中心に書き留めています。
「経営理念」は、社内外に対して自社の方向性を指し示すだけでなく、経営者自身の生き様を反映するものでもあると認識はしていましたが、日々の慌ただしい生活の中でじっくりと振り返りの時間を持つことは難しい現状でしたし、自問自答するだけではなかなか考えがまとまらないのも経験済みだったので、社長交代が現実味を帯びてきた5月、思い切って日常生活を離れた場所で心身ともにリフレッシュしながら「振り返りの時間」をつくることにしました。ウィークデイにまとまった時間をつくることはできないので、ネットで調べたキキ株式会社の林さんにご協力いただき、長野県諏訪郡原村に週末何度か訪れることになりました。
ちなみに、八ヶ岳高原の麓に広がる原村は、都会からの移住者を中心に毎年多くの方が移住する人気のスポットで、夏場は避暑地・観光地として多くの方が訪れます。わたしもすっかり原村ファンになりました。
ビジョンマップも含めて完成まで2,3ヶ月かかりましたが、「経営理念」を作成することは、経営者自らの人生の「リセット」でもあることを実感しました。「山田修整」と「自分」が今までとは違った感覚で一体化したような感じです。
この理念を浸透させる「教育」はこれからですが、
「Restoration to Creation」というキーワードが定まったことによって、マイナスからゼロ回復だけでなく、そこからさらに新しい創造までつなげるイメージが明確になりました。そして、それが山田修整の使命であり、自らのやりがいでもあることがつながって俄然やる気が湧いてきました。修整が必要とされる「B品」を生かす働きに携わることによって、実はわたし自身も自らの存在価値を確認しているのかもしれないなとも思いました。山田修整の本質である「モノとヒトを生かす」企業活動を通して、より明るい未来をクリエイトできるよう頑張ります。